最近左下の奥歯が痛み出し、近所の歯医者に行ったら他にも虫歯が見つかったこともあって毎週通院している。ここの医者は腕がよくて正確な治療をしてくれるので気に入っているのだが、事前の説明が少ないうえに施術に入るときの前置きがほとんどないので、毎回心の準備をする隙を与えてもらえないのである。
今日は歯のレントゲン写真を撮った結果、上の親知らずが左右両方とも大虫歯になっていることが発覚したので、片方ずつ抜いていくという日だった。「はいチクッとしますよ」の「よ」が言い終わらないうちにもう歯茎に麻酔をぶち込む歯医者さん。いきなり来るするどい痛みに両手を握りしめて耐えていると、徐々に右の奥歯を中心にして円が広がるように何も感じなくなっていき、意識も少し遠のいて気持ちいい気分になってきた。チルアウト…
数分後、「では抜いていきますね」と歯医者さん。いつも虫歯を治療するときみたいにドリルを使うのかと思って歯医者さんの右手をチラ見するとしっかりした太さのペンチを持っていた。「え!?そんな拷問器具みたいなの使うんすか!?!?!?!?!?」とこっちの想像が裏切られて動揺するのも束の間、「ガガ…ギギ…」という音を出しながら10秒かそこらで引っこ抜かれてしまった。その時の抜かれた歯の写真がこちらです(少しグロいので注意)。
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思ったよりしっかり根本から持ってかれてるし、めちゃくちゃ虫歯になっていた。佇まいが妙にかわいかったのでもらってきてしまいました。虫歯が進行しすぎてなんか、かにみそみたいになっている。
「これもらえますか?」と聞いたら抜いた歯をあげるためだけに存在している歯の形の小さいケースに入れて渡してくれた。やけにかわいいデザインだ。
これからは、抜いた親知らずの上に血の塊でかさぶたができるのを待ちつつ、化膿止めと痛かったら痛み止めを数日飲んだら治療終了らしい。来週は左の親知らずも抜く。これをまたやるのふつうに嫌だな。