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曲ってやつをDAWってやつでつくりてえ1~下ごしらえしよう(機材編)~

必要な機材を買っちゃおう

 作ろうぜ楽曲。そんでよ、みんなに聴かせんだ。つうわけで、今回から自分の部屋で曲作り=DTM(Desk Top Music)をするための超便利なツール、DAW(Digital Audio Workstation)という作曲ソフトを利用してめっちゃいいかんじの曲を作っていきたいと思います。題して、『曲ってやつをDAWってやつでつくりてえ』シリーズ!!!!!!!!!1

 そんで、DAWで曲を作ろうと思うと、面倒くさいことに、DAW以外にもオーディオインターフェイスだとかマイクだとかMIDIキーボードだとかが芋づる式(?)に必要になってきます。2というわけで、まずはそれらの機材をじゃんじゃん手にいれてしまおうと思います。と、いきたいところなんだけど、実は温泉マークはすでに機材は一式揃えています。なので、今回はこれから作曲はじめたい人向けに、音楽機材について自分なりに紹介していきます。最初にひとつひとつ必要な機材について見ていって、最後にまとめで温泉マークおすすめの購入プロセスを述べたいと思います。てことで、もし今DTMに興味を持っている人がいたらぜひこれを参考にしてもらって、よかったら温泉マークといっしょに曲作りを始めてもらえると心強いです。

 さて、まず必要な機材の種類については、音楽機材の通販といえばこのサイト、サウンドハウスによるこちらの記事を参照しましょう。

https://www.soundhouse.co.jp/howto/dtm/required-item/

  1. オーディオインターフェイス
  2. DAWソフトウェア
  3. マイク(コンデンサーマイク、ダイナミックマイクどちらでも可)
  4. マイクケーブル
  5. マイクスタンド
  6. ヘッドホン
  7. モニタースピーカー
  8. 機材用ケーブル(オーディオインターフェイス~パワードスピーカーの接続)
  9. MIDIキーボード / MIDIコントローラー 

とあげられていますね(ここでは省略されていますが、パソコンやスマホなどDAWを使用するためのデバイスも必要です)。ひと通り記事を読んでもらったら、こっちでもひとつずつ見ていきましょう。

DAWソフトの購入は慎重になったほうがいい

 まずは、DAWソフトの購入です。これを手に入れないとDAWの作曲はできません。で、ここで早くも難しい選択を迫られるのですが、DAWってわりと色んな種類があってそれぞれ特徴があるので、自分にとって使いやすかったり、やりたい音楽の方向性となるべく一致させるのがベストです。温泉マークはあんまり知らないんですが、音楽ジャンルによって使われやすいDAWソフトにも違いがあるようです(レアケースではありますが、ジャンルによってはかなり特定のDAWソフトと紐づいている場合があります。例えば、AmapianoはFL StudioというDAWソフトに付属する音源、Fruity DX10のプリセット“Log Drum”を使用するのが基本とされています)。3なので、自分が目指す憧れのミュージシャンが使ってるDAWの名前はチェックしといたほうがよさそうです。あとは、YouTubeでチュートリアル検索してみて、自分がやりたい音楽ジャンルのチュートリアルで使われてるDAWを確認しとくのもよさそう。ちなみに温泉マークはAbleton Liveを愛用しています。過去にAbleton Liveを使用して以下のような企画配信もおこなっています。

てかそもそもDAWって何?とかDAWの種類についてはこちらの記事を参照。

https://www.dtmstation.com/archives/51928188.html

あと、DAWソフトの紹介サイトはこちらも参考になります。

https://dtm-hakase.biz/daw-soft/

 まあ、そもそもまだDAWソフトに触れてもいないのにここから選べって言われても無茶ですよね。でも安心してください。ほとんどのDAWソフトには無料体験版がもらえて、30日間くらい無料で触らせてもらえます。あと無料のDAWもあります。以下に主要なやつのリンクを貼っておきますので、気になったやつを気軽にインストールしてみましょう。DAW選びは服選びと似ています。自分にしっくりくる服装が決まるまで試着してみてください。

【無料体験版あり】

Ableton LiveLogic Pro XPro Tools(intro版が無料でダウンロード可能)CUBASEFL StudioStudio One(Prime版が無料でダウンロード可能)Bitwig StudioABILITY

【無料DAW】

Audacity4Cakewalk by BandLab5WAVEFORM 12 Free

 さて、次はオーディオインターフェイスについて紹介していきます。

オーディオインターフェイスにはDAWソフトが無料でついてくることがとても多い

 このオーディオインターフェイスという機材、DTMをこれから始めるって人にはまじで必要性のわからない、それなのにやたらと値段の高い理不尽な機材に思えることでしょう。でもパソコンで音楽制作するのにはめっちゃ重要な機材のひとつなんです。ここでやはりサウンドハウスによる説明を引用したいと思います。https://www.soundhouse.co.jp/howto/dtm/audio-interface/

オーディオインターフェイスとは、マイクや楽器をPCに繋ぐための機器です。PCに音声を取り込み、音楽制作ソフトを介して録音ができるため、PCでの音楽制作には欠かせない存在ですまた、取り込んだ音声やPCのサウンドを高音質に再生することが可能です。

マイクや楽器などのアナログ音声信号をデジタルに変換し、PCで取り扱うことのできるデータにします。同様に、PC上のデジタルの信号をアナログに変換して音声データを視聴できるようにします。

PC本体にもマイク入力やヘッドホン出力は付いているケースが多いですが、PCの音声機能はあくまで簡易的なものであるケースが多く、最低限の会話レベルの音声入力や、簡単な再生ができるという程度のものがほとんどです。この、PCのサウンド機能をパワーアップさせたものがオーディオインターフェイスです!

 ということで、➀マイクや楽器の音をPC(やスマホ)のDAWに入力する②DAWの音声を高音質でモニターする、という2つの機能があるようです。要は音声機能ショボショボのPCにカスタマイズして音声機能つよつよマシンに変えるための機材がオーディオインターフェイスなのです。なので、単純にマイクや楽器の音声をPCに送りこむためだけにあるのではなくて、PCからいわゆる「良い音」で音を鳴らすための道具でもあります。自分が作ってる曲が狙ったとおりの音で鳴ってるかどうかを判断するための環境(=モニター環境)づくりには必須のアイテムといえるでしょう。そしてもうひとつ重要なことに、大体のオーディオインターフェイスには、おまけでDAWソフトがついてきます。なので、先にDAWを買ってからオーディオインターフェイスを選ぶとDAWソフトが被ったりしてめちゃくちゃ損した気分になるので気をつけましょう(ちなみに温泉マークはDAWソフトを複数所持していますが、役に立ったことは今のところありません)。さっきリンクを載せたサウンドハウスの文章をよく読んで、自分の懐事情にも合ったものを見つけ出しましょう。

 でも、オーディオインターフェイスの機能の良し悪しってぼくらが見ても訳わかんないよね? 自分もよくわかんない。とりあえず、サウンドハウスにはオーディオインターフェイスセレクターっていうコーナーが用意されてて、ここで条件絞れるようになってるから

https://www.soundhouse.co.jp/material/audiointerface/

これで「DAWソフト付属」とかで検索して、ある程度候補を絞ってからネットの情報見たり質問してみたりすんのがいいのかな。あと値段でけっこう選択肢限られてきたりもします。それと、もし作曲配信を視野に入れている人がいたら、ループバック機能というものがあったほうがよかったりして、また条件が変わってきます。詳しくはサウンドハウスの以下の記事が参考になります。

オーディオインターフェイスを使った配信

https://www.soundhouse.co.jp/howto/dtm/streaming/

 ちなみに、自分が最初に買ったオーディオインターフェイスはROLANDのRubix22で、定価19,300円でした。

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/238227/

 何年も前に買ってから今もたまに使うことあるけど全然動いてるのでけっこうおすすめできます。参考までに。

 もし選ぶのが難しかったり悩んでたりしたらこの記事のコメント欄に相談してもらえば、温泉マークが調べたりX(旧ツイッター)などで詳しい人に尋ねてみたりするので、気軽にコメントください。

とはいえオーディオインターフェイスなしでもDAWは動かせる

 もちろん、オーディオインターフェイスなんてなくてもパソコンとDAWソフトだけでめっちゃかっこいい音楽をつくっている人は世の中に存在します。例えば、主にシカゴ発祥のダンスミュージックJuke/Footworkを作るCRZKNYのブログを読むと、こんなことが書いてあります。

https://crzknymeridian.tumblr.com/page/3

で、そういえばアフター終わって帰り際に制作環境の話になって、よく現場とかでもどういう環境で作ってるんですか、って訊かれるから、唐突にCRZの制作環境の秘密(でもなんでもない、DOMMUNEとかでも散々言ってるんだけど)をお伝えします。

メインのモニターは23年前くらいに7万くらいで買ったONKYOのコンポ。

あとはiphoneとかに付いてくるアップル純正のイヤフォン

(スピーカーよりこっちで作業するのが多いと思う。MBA直刺しで音量あげすぎると痛いから(鼓膜が)要注意。低音がまして聴こえる気がする。あとはコンビニとかで売ってる千円くらいのイヤフォン。もちろん低音とかはイキフンで感じて作業。聴こえないけどなんか圧を感じる、がポイント)

メインで使ってるパソコンはMacbook Air 13 Core i7 メモリ8GB(一年前までは11inchのi5 メモリ4GBだった)、ソフトは2000年くらいからほとんど Ableton Liveのみ(ほんとに色々な機能が増えてるみたいだけど、DOMMUNE観た人はわかるとおもうけど通称賽の河原(v.o.cメンバーのあいつではない)方式でサンプル単音とかを一音ずつグリッド上に配置してくスタイルだから未だにMIDIとかよくわからない)、vstとかそれなりに使うけど基本は付属のやつ(特にEQとかサイドチェインとかAmpとかリバーブ、ディレイとかほぼLive付属のやつ)使ってます。あと死ぬほどリズム感ないからシカゴ系のジュークの人たちがよくやってるパッド叩く系とかできないから持ってない。。。

と、間違いなくDTMやってる人の大半より酷い環境だとは思うんだけど、それでもMERIDIANは作れたし、セカンドくらいからは全部この環境で作った。ファーストとセカンドまでは確かレノボの11インチのものすげー起動が不安定なマシンでやってたのも思い出した。。。現場だと振動でHDD固まるから、今SSDで最高ってなってる。

 Macbook AirApple純正のイヤホン、使用DAWはAbleton Liveというかなりこじんまりとしたスタイル。個人的には「聴こえないけどなんか圧を感じる」がポイントだと語っているあたりがめちゃくちゃアツい(”あつ”だけに)。このように、お金をかけてモニター環境を整えなくても出音を感じる術はあるみたいです。他に例を出すと、YOASOBIAyaseが以前X(旧ツイッター)で作曲機材について説明した際は、MacBook pro (2010)、audio-technica(ATH-M40x)、logic pro xというメジャーアーティストに似つかわしくない超小ぶりな環境で多くの人に衝撃を与えていました。

https://x.com/Ayase_0404/status/1168444838812864514?s=20

 そもそもなんで作曲のためにモニター環境を良くする必要があるかというと、自分が作っている曲が流れるであろう場所や状況で自分の想定通りの音が鳴るのかどうか、自分の耳で聴いてあたりをつけるためです。なので、逆にいえばどんなモニター環境でもあたりをつける技術さえ身についていればいいわけです。6

 そう考えると、やっぱりいきなりオーディオインターフェイスに手を伸ばすよりは、とりあえず手持ちのスマホかPCで動かせるDAWの無料お試し版を動かしてみて、そこから必要に応じてオーディオインターフェイスに手を伸ばす、とかがいいのかもしれない。

オーディオインターフェイス機能がついているハード機材がある

 あと、これはオーディオインターフェイスで検索して調べてみてもなかなか視野に入ってこないと思うけど、他の用途のハード機材にオーディオインターフェイス機能もついていることがあります。いくつか自分が知っている例をあげておきます。

スタンドアロンで動くMPC LIVEがいよいよ発売。MPCプレイヤーの熊井吾郎さんにその面白さを聞いてみた

SP404 MK2が登場! モダンなサンプラーへ大革新。[SP404SX vs SP404 MK2]

Native Instruments ( ネイティブインストゥルメンツ ) / MASCHINE MK3

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/241657/

ボイス・トランスフォーマー VT-47

https://www.roland.com/jp/products/vt-4/

 ここらへんのサンプラー機材やボイスチェンジャーなどを狙ってる人は、オーディオインターフェイスも買わなくてもこれらを買うだけで事足りる可能性があります。8

ヘッドホン、モニタースピーカー、マイク、MIDIキーボード / MIDIコントローラー(+必要あればケーブル類)

 で、あと残りの必要そうなものといったら上にあげたやつですが、少なくともオーディオインターフェイス買ったならそれに見合うだけのヘッドホンやモニタースピーカーは絶対あったほうがいいと思います。なにがいいかって、作曲しなくてもこれらがあればパソコンから「良い音」で音楽が聴けるようになるので、作曲活動を辞めたとしても全然恩恵があります。マイクは録音しないならいらない。スマホで録音できるしな。MIDIコンもとりあえずはなくてもいける。でも、あると楽しいです。ケーブル類は買った機材をつなげるために必要になる場合があります。どれを選ぶか難しかったらコメントください。

温泉マークの所持機材の紹介

 ではここで、温泉マークの所持機材を紹介しようと思います。※ここはあくまでおまけなので、参考程度にして興味ない人は最後のまとめまで読み飛ばしてもらって構いません。

 まず、前提として温泉マークは「温泉マークのオートチューン実況」をおこなうオートチューン系VTuberです。

 つまり、声にオートチューンをかけながらYouTubeでゲームなどの配信をするという活動を精力的におこなっており、そのために必要な機材と作曲のために必要な機材はだだ被りしています。裏をかえせば、作曲用の機材を手にいれたあなたは、オートチューン系VTuberになる条件もほぼ揃っているといえるでしょう。というわけで、パソコンから順番にリストアップしていきたいと思います。

パソコン:GALLERIA XA7C-R37

https://koreimakaidesuka.hatenablog.com/entry/galleria-xa7c-r37

 これはオートチューン実況のYouTube配信のために手にいれた、いわゆるゲーミングPCというやつです。OSはWindows、CPUはインテル® Core™ i7-10700 プロセッサーで、グラフィックはGeForce RTX 3070。たしか買うのに20万くらいしたし、多分とってもいいやつです。ドスパラが売ってるゲーミングPCは安心感がありますね。ちなみに別売りのモニターディスプレイは2つもっています。片方でゲームしながらもう片方でコメント読んだりするのに超便利。

オーディオインターフェイス:Apollo Twin X USB DUO

 Universal Audio(以下UAD)という会社が出しているWindows用9のオーディオインターフェイスです。詳しくはこちらのサイトを参照。

https://hookup.co.jp/products/universal-audio/apollo-twin-x-usb

 UADのオーディオインターフェイスの強みとして、UAD-2プラグインというすげープラグインエフェクトのソフトが使えるというものがあります。しかもプラグインの処理をハードウェアがやってくれるのでパソコンに負荷をかけることもありません。そして、なにより重要なのは、そのUAD-2プラグインのひとつにオートチューンがあるってこと。つまり、これさえあればパソコンに負荷をかけることなく、配信の声にオートチューンをかけられるのです。10温泉マークの配信ではオートチューン、ノイズ除去、リバーブ、コンプレッサーのプラグインを使用していますが、これらのプラグインを全くパソコンに負荷をかけることなく使用できるアドバンテージは計り知れません。というわけで、オートチューン実況者としてはアツい一品なのですが、Win専用のものがあったり、そもそも全体的に高価だったり、配信ソフトのOBSやDiscordと相性が悪かったり、やっかいな点も多いので最初に買う機材としてはおすすめしません。11

DAWソフト:Ableton Live 11

https://www.soundhouse.co.jp/material/ableton-live/index.php

 最初のほうにも載せたけど温泉マークが使っているDAWです。なんか取りこんだサンプルを自動で設定したBPMに合わせてくれたり、内臓プラグインが良いのが多かったり、日本語のチュートリアルが公式に充実しているのが個人的に気に入ってます。BPMを合わせてくれる機能については、サンプルをいくつか組み合わせて曲を作るのに便利です。クラブミュージック寄りの人にユーザーが多い印象。

スピーカー:iLoud Micro Monitor

https://www.ikmultimedia.com/products/iloudmm/?L=JP

 小さいのに「良い音」が出ます。部屋の広さに余裕がない人におすすめ。ブラックフライデーのたびに安売りしているので、そのタイミングで狙うと吉です。

ヘッドホン:HPH-MT8

https://jp.yamaha.com/products/proaudio/headphones/hph-mt8/index.html

 その道の詳しい人に教えてもらって購入した一品。色んなヘッドホンを試してないので違いは知りませんが、「良い」ということだけはわかります。

マイク:SHURE/ダイナミックマイク/KSM8/N

https://www.otaiweb.com/shop-item-fidp10089.html

 値段が高えです。でもばかみてーに性能がいいです。自分の部屋でほぼコンデンサーマイクみたいに使ってるし、オートチューンもかかりまくります(?)。

MIDIコントローラー:PUSH3

https://www.ableton.com/ja/push/

 Ableton Live専用のコントローラーです。温泉マークはこれを買ってしまったのでもうAbletonから抜け出せません。PCに接続して使うコントローラー版か、単独で使えるスタンドアロン版か選べるのですが、温泉マークはPCなしで活動することはほぼないのでひとまずコントローラー版をチョイスしています。

その他:STREAM DECK

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/special/1400177.html

 ボタンがいっぱいついていて、そのひとつひとつにショートカットやらなんやらを設置できる便利アイテムです。温泉マークは主に配信ソフトOBSを操作するために使っていますが、Ableton Liveのショートカットを登録しておくのもグッドです。

作曲風景

 というわけで、全体の写真はこんな感じです。PUSH3付属のUSBケーブルが短くてめっちゃ邪魔なので長いケーブルに買い替えたいですね。あとマイクアームを右に寄せすぎると落っこちるのでこれも買い替えたい。

 ちなみにコロナ禍以前は自分の部屋をもってなかったので、家族みんなが集まるテレビが置いてある部屋の隅にMacを置いて、段ボール箱の上にSP404sxというサンプラーとオーディオインターフェイスを置いてドコドコ叩いて音楽制作している時期がありました。家族はうるさかっただろうな。

まとめ~温泉マークおすすめの機材購入プロセス~

 では、最後にこれまで伝えてきた内容を念頭に、DAWで楽曲制作を始めるにあたっての機材購入プロセスについて、温泉マークのおすすめを述べようと思います。

1.手持ちのPCやスマホに導入できるDAWソフトでお試し版を使ってみる。

 まずは、自分が持っているPCやスマホに導入できるDAWソフトから自分に合いそうなものを選んでインストールしてみましょう。選ぶ基準として、自分がやりたいジャンルで使われているかどうか、好きなアーティストの使用DAW、YouTubeのチュートリアルなどをチェックしましょう。Macを持ってる人は最初から入ってるGarageBandでとりあえず作曲を試みるのもおすすめです。

2.自分に合ったDAWソフトが見つかったら必要に応じてオーディオインターフェイスを検討する

 これでいけそうだな~っていうのが決まったら、オーディオインターフェイスを検討しましょう。オーディオインターフェイスのなかにはDAWソフトがついてくるものがあるので、自分が使いたいソフトがついてくるものを選ぶと、その分の費用が削減できます。オーディオインターフェイスがなくても自分がやりたい作曲活動ができそうなら買う必要はありません。

3.機材を増やしたり、要らない機材を売ったりする

 あとは、自分がやりたいことに合わせて機材を増やしたり必要ない機材はメルカリで売ったりして、自分の理想の作曲環境を作り上げていきましょう。安心してください。自分に合わなかった機材は売って、それを新たな機材の購入資金にしてしまえばいいのです。

次回予告

 というわけで、第一回はこれでおしまいです。どうですか? DAWの作曲活動できそうですか? 温泉マークはこれからブログと並行してYouTube配信とかもやっていくから、わかんないことあったらなんでもコメントで気軽に聞いてください。わかる範囲で答えます。あとシンプルに間違いだったり、他にいい情報があったらぜひ追記したいので教えてください。

 さて、次回は多分下ごしらえの第二弾として、Yunomiのサンレコ記事や、栄免建設さんに教えてもらったやり方を参考に、Ableton Liveでの作曲をやりやすいようなテンプレートのLiveセットを作成していこうと思います。チュートリアルっぽい内容の記事はここまでで、次回からは試行錯誤の日々の記録になると思いますので、みなさん応援やアドバイスのほうよろしくお願いします!!!!!!!!!!つうかみんな一緒に曲作ろうぜ。じゃ、また来チュン❣(←オートチューン実況でのさよならを意味するあいさつ)

脚注

  1. 第一回はブログを書いていますが、今後は作曲配信もどしどしやっていこうと思っています。いわゆるチュートリアルものではなく、素人なりに頑張って1から曲をつくっていく奮闘記のようなものになる予定。そうです、みなさんのアドバイスが頼りになります。どうぞよろしくお願いいたします。 ↩︎
  2. でもぶっちゃけなるべく費用なんてかけたくないですよね?そんなあなたにおすすめしたいのが、GarageBand(通称ガレバン)というアプリです。これさえiPhoneにぶちこめば、演奏から声の録音までiPhoneひとつで完結できます。実際それでバチバチにかっけえ音楽活動してる人もいます。例えば、uamiのインタビューhttps://blogs.soundmain.net/10306/や、”VICTORY HARDCORE”ユニット・BBBBBBBのインタビューhttps://avyss-magazine.com/2022/03/31/34858/を読むと、作曲プロセスの大部分をiPhoneとガレバンでおこなっていることがわかります。それにスマホってなにより持ち運びが便利だし、出先で急に声や環境音の録音がしたくなったときにも対応しやすいです。スマホは最も身近で手軽なフィールドレコーディング機材ともいえるでしょう。チュートリアルはネットで検索したらいくらでも出てくると思います。例えば、温泉マークが好きな諭吉佳作/menのインタビュー記事を載せておきます。https://brutus.jp/composing-music_outgoing/?heading=1 ↩︎
  3. 音楽ジャンルごとに使われやすいDAWソフトについてChatGPTに聞いた答えを載せておきます。あくまで参考までに。
    エレクトロニック・ダンス・ミュージック (EDM):
     Ableton Live,FL Studio,Logic Pro X,Cubase,Bitwig Studio
    ヒップホップ/R&B:
     FL Studio,Ableton Live,Logic Pro X,Pro Tools,Studio One
    ロック/ポップ/アコースティック:
     Pro Tools,Logic Pro X,Cubase,Reaper,Studio One
    ジャズ:
     Pro Tools,Logic Pro X,Cubase,Reaper,Studio One
    クラシック/オーケストラル:
     Cubase,Logic Pro X,Pro Tools,Sibelius (楽譜作成向け),Dorico (楽譜作成向け)
    ヒーリング/アンビエント:
     Ableton Live,FL Studio,Logic Pro X,Reaper,Bitwig Studio
    ヘヴィメタル:
     Pro Tools,Cubase,Logic Pro X,Reaper,Studio One
    ワールドミュージック:
     Ableton Live,FL Studio,Logic Pro X,Pro Tools,Cubase
    テクノ:
     Ableton Live,FL Studio,Logic Pro X,Cubase,Bitwig Studio
    ヒンドゥスターニ・クラシック音楽
     Ableton Live,Logic Pro X,Cubase,Pro Tools,Reaper ↩︎
  4. Audacityを活用した作曲については、音楽家/ビートメイカーのTOMCのインタビューを参照。https://blogs.soundmain.net/11869/ ↩︎
  5. 無料版は近々なくなり、有料版の「Cakewalk Sonar」と「Cakewalk Next 」になるようです。https://kaymusic-online.com/contents/cakewalk-by-bandlab-end/ ↩︎
  6. 音にあたりをつける方法として、耳で聴いて確認するのとは別に、スペクトラムアナライザーというツールなどを使用して視覚で確認する方法があります。これは、簡単にいうと低域とか高域とかのどの周波数帯域でどれだけの音量で音が鳴っているかをグラフで確認できるやつです。大体のDAWには付属プラグインとしてついていると思います。下の画像は、Ableton Live付属のスペクトラムで、JPEGMAFIA『Thug Tears』を計測している様子です。低域の出音がえぐいですね。


    こうした、DAWを用いて音を聴く力に大きな焦点をあてた入門書として、横川理彦『サウンドプロダクション入門 DAWの基礎と実践』があります。入門としてだけでなく本として面白いのでおすすめです。 ↩︎
  7. このボイスチェンジャーはオートチューンもかけられることから、一時期、温泉マークが重宝していました。 ↩︎
  8. 他にもハード機材を使った作曲の例としては、ヒップホップのビートメーカーNICKELMANMPC2000XLというサンプラーをメインで使用して、DAWを経由せずにミックスまで完結させているようです。https://blogs.soundmain.net/18088/ ↩︎
  9. このようにWin・Mac用みたいな制限がある場合があるので、買うときは要チェックです。 ↩︎
  10. また、ライブでオートチューンを使いたいときにも大いに役立ちます。実際、ピーナッツくんtofubeatsなどの名だたるオートチューンライブ活動者がUADのオートチューンをライブに取り入れています。tofubeatsのAbleton Liveと連携した使用法についてはこちらを参照。https://www.youtube.com/live/56kWupu81gE?si=C5FScfJsbIIUB7y_ ↩︎
  11. OBSと相性が悪いことに対する対処方法はあるのですが、今回は趣旨からずれるので割愛します。一応参考記事だけ載せておきます。https://collonville.hateblo.jp/entry/2021/05/20/002739 ↩︎

2件のコメント

  1. […]  前回の記事で必要な機材を集めたので、これであとは雰囲気でやってたら音楽ができるかと思ったらなんか全然そんなことはなさそうでした。画面がまっさらすぎる。おそらく、ゲームとかで最初にキャラの外見とか能力を決めるみたいに、DAWでも色々と初期設定的なものが必要なんでしょう。そこで、今回は最初にどうセッティングしたら曲がつくれそうな雰囲気になるか調べてみました。 […]

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